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日本の秋に合う音

アメリカの音楽が好きだ。ファーストフードっぽいキャッチーさとともに、
時代を切り取って音にする瞬間の、刹那的なエナジーが満ちてるように思う。

音楽は、それを作る人を取り巻く環境に強く影響する。

ミュージシャンには実体験があると思うが、僕もそれを実感したことがある。
軽井沢のプライベートスタジオで録音した音源は、静寂感とリラックスムードが
六本木の豪華なスタジオで録音した音源は、喧騒とか都会的緊張感が意図せずに
如実に現れた。(ちなみにurbの『afterdark』が前者、後者は『urb+bru』です)

・・・11月に入り、徐々に秋が深まってきている昨今です。

冬に向かって気温は下がり、街の空気も日々ドライに、景観も日々モノクロームに
なっていくこの時期。上記したアメリカ音楽とは対照的な、北欧の音楽ばかり聴いている。
重厚感と静寂の中、美しい旋律が響く北欧の音楽。これが今の季節観にとてもフィット
するんですね。というわけで、たまにはオススメのCDを紹介してみます。




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『Seven Days Of Falling』 / e.s.t.

スウェーデンのピアノ・トリオ、e.s.t.どのアルバムも好きだけれど、
これは特に静けさを感じるアルバム。涙が出るくらい美しいです。




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『Stix』 / Jaga jazzist

こないだ長野行った時に、現地の友達、トシゾー(G)に教えてもらいました。ノルウェーの
大編成バンド。エレクトロニカだけどジャジーで、現代音楽的で、シカゴ音響派っぽい。
なんかかっこよすぎて信じられないです。

両方タイトル部分にYou Tube URL張っておきました。リンク切れの際は教えてね
北欧の音楽シーンは狭いなんていうけれど、ヤバイ人がたくさんいるなと
最近すごく感じています。オススメがあったら教えてください!
by watarumble | 2006-11-08 03:00 | Diary
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ベーシスト、鈴木渉の過去ブログ。(2005.5-2008.7)

by watarumble