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Crews Maniac Sound / Jackson 5 SPJH
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好相性?国産フレットレスの名機 Jackson 5


2007年春購入、所有している中で唯一のフレットレスベース。
急ぎで有用な時期に品薄だったために、中古を北海道から空輸で手にした。
(購入の際の記事は⇒こちら
この楽器は、以前の持ち主もわたるさんという方だったらしい、奇妙な縁を感じてしまう。

日本のシーンのプレイヤー達を支えてきた、国産コンポーネントの老舗Crewsだけに
この楽器に見られる細かい仕事と豊富なアイデアは、演奏すると実感するが
非常に理にかなっている。プレイアビリティ上も、アンサンブル上でも、
使い勝手がよく、ストレスがない。無駄がなく即戦力的なまさに
プレイヤーサイドのニーズに立った楽器だといえる。

アコースティックな木の質感を感じさせる暖かいトーンから、
現代的なフレットレスらしい、リリカルかつワイドレンジなトーンまで
奏法の変化によって想像以上に多彩な表情を導き出せるのが、このベースの
美点だと思う。国産フレットレスの名機といわれ10年以上市場で人気を博しながら
仕様自体ほぼ変わっていないことにもうなづける。

5.3kgと重たいが、それがピッチをとる上での安定感に
反映されていて・・・とか思いたいけど、やっぱちょっと重いかもw
ボディバランス・演奏感自体は絶妙で、フレッテッドを弾く感覚で楽に弾ける。
何故かこの楽器をもつと、プレイ時によぎる思惑・責任感といった雑念(?)を忘れ
させられ、素直な自分にさせられてしまう。フレーズでシンコペイトしながら
歌うことの多い自身のプレイスタイルに、フレットレスは相性がよく
ちょっとセッションなんかに持っていく一本は意外にも
このジャクソン5が多かったりする。


先日レコーディングに使用した際、俺をよく録ってくれているエンジニアに
「渉さんはいつも同じ音が出ますよねー」と言われてしまい、うれしさが反面、
新しく導入したいままでとキャラクター全然違う楽器なんですけど…と寂しさも反面。

やっぱり楽器って揃えたところで、結局は自己満足なんでしょうか・・・
by watarumble | 2007-09-06 11:16 | Instruments
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ベーシスト、鈴木渉の過去ブログ。(2005.5-2008.7)

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